糖尿病性網膜症の予防

糖尿病患者たちの重大な懸念である糖尿病性網膜症は、世界中で失明の主因となっている。

糖尿病性網膜症は、経済的、社会的負担とり、その予防や発症を遅らせるための有効な方策を講じることは重大な事案である。

2016年8月に発表された、スペイン・生物医学研究所の研究によると、2型糖尿病を持つ中高年の患者が、n-3系多価不飽和脂肪酸を毎日500mg以上摂取すると、失明の恐れのある糖尿病性網膜症のリスク低下につながることがわかったという。

n-3系脂肪酸の推奨量(500mg/日)を摂取していた人は、していなかった人に比べて、糖尿病性網膜症のリスクが48%低下することが示されたとし、魚由来のn-3系脂肪酸が健康的な脂肪だという考え方を増強する、と述べている。

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