免疫系が社会行動に影響
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2016年7月、免疫系のT細胞が典型的な社会行動発達に重要な役割を負っているようだ、という研究報告が、『ネイチャー』誌に発表されました。
米国マサチューセッツ大学の研究で、マウスで免疫系のT-細胞から分泌されるある成分(IFN-γ)を阻害すると、マウスの脳を過活動にし、不規則な社会的行動を引き起こすことを発見しました。
IFN-γ信号経路を正常化すると、過剰な反応と異常な社会行動は正常化されたといいます。
つまり、T細胞が媒介する免疫信号と社会的脳機能の間の隠されたつながりが明らかにされた事になります。
現代人の異常行動による事件は、もしかしたら免疫力の低下と無関係ではないのかも知れません。