アーカイブ:2015年 3月

  • 寒い時の運動こそ効果的

    私たちの体の中には、余分なエネルギーを脂肪として蓄積する白色脂肪と脂肪を燃焼し熱を産生する褐色脂肪がある。 褐色脂肪は、体が寒さを感じた時に体内の栄養素を「熱」にして、体を温める働きをする。 ハーバード大学医学部の研究によると、運動によって、筋肉が生成する「イリシン」と、褐色脂肪が生成する「FGF21」というホルモンが高まり、より多くのカロリーが…[つづく]
  • 断食効果

    2014年6月に発表された研究で、断食で悪玉コレステロールが低下したという。 これは当然といえば当然だが、糖尿病患者は断食や食事制限が苦手だ。 この研究は30~60歳の糖尿病前症の男女に、何回かの断食を繰り返し6週間観察したそうだ。 但し断食期間が明らかでなく、報道では24時間ではないかと推測している。 研究者は、6週間全体でコレステ…[つづく]
  • 倹約遺伝子

    日本人は欧米人よりも食事の影響を受けやすく、糖尿病になりやすい。 日本人の食事が欧米化してから、糖尿病が急速に増えたのは歴史的な事実である。 その理由は、少ないエネルギー消費量で活動できる遺伝子(肥満遺伝子)をもっている人が多いからだ。 その遺伝子を「倹約遺伝子」というらしい。 武庫川女子大学国際健康開発研究所の所長らが、1983年か…[つづく]
  • 玄米の天然成分が血糖値を下げる

    琉球大学などの研究チームは、徳島大学、大阪大学と共同で、玄米に含まれる成分「γ-オリザノール」に、膵臓のβ細胞の減少を抑えインスリンの分泌を促進して、血糖値を下げる効果があることを、この1月に世界ではじめて明らかにした。 沖縄県では、玄米を食べ続けると血糖値の上昇が抑制されることが知られていた。 メタボリックシンドロームでも、玄米をよく食べる人で…[つづく]
  • ウォーキングが死亡率を低下させる

    痩せていても糖尿病をひき起こす「異所性脂肪」という困った脂肪は、運動をしない人に溜まりやすい。 新潟大学教授の曽根博仁研究チームは、2型糖尿病患者1,702例(平均58.5歳、女性47%、男性53%)を対象に、平均約8年間にわたり追跡調査を行った。 その結果、40分以上のウォーキングを毎日行った2型糖尿病患者は、ほとんど運動しない患者と比べて、死…[つづく]
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