2型糖尿病は脂肪組織の炎症が原因!?
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この2月に発表されたイェール大学などの研究によると、インスリンがグルコース産生を抑制するプロセスを、脂肪組織の炎症がプロセスの反転をひき起こしてしまい、高血糖になることを動物実験で明らかにした。
従来、健常者はインスリンが直接肝臓のグルコース生産を抑制すると考えられていたが、2型糖尿病では、このメカニズムが作動しない。
そこで、インスリンは脂肪の分解を阻害し、それによって肝臓によるグルコース生産が抑制されているのではないかと仮説を立て、動物実験で本仮説を証明した。
高カロリーの食事や運動不足で脂肪組織の炎症は起こるだろうから、この研究結果はうなづける。